ホーチミン市在住の女性が、自動ドアに挟まれるという予期せぬ事故に遭遇しました。防犯対策として便利な自動ドアですが、不慣れな操作が重大な危険を招く場合があります。今回は、女性がどのようにしてこの困難な状況を乗り越えたのかを詳しくお伝えします。
自動ドアの操作ミスにより、ホーチミン市の女性が一時的に命の危険にさらされる出来事がありました。この事故は、防犯カメラの映像を通じて多くの人々に共有され、話題を呼んでいます。
映像には、ヘルメットをかぶった女性がバイクにまたがり、自動ドアの前でバックする様子が映っています。ところが、ドアが突然降りてきて彼女の首を挟んでしまいました。女性は必死にもがきながら、なんとか隙間を見つけて体を抜け出しました。この一連の出来事はわずか40秒間でしたが、視聴者に強い緊張感を与えました。
この女性は、32歳のファン・ティ・タン・ガさんで、ホーチミン市のタンフー区でまつげエクステサロンを経営しています。事故が起きたのは2025年1月13日の夜、彼女が営業を終え帰宅する際のことでした。
「サロンの出入り口が狭く、車両を回転させるスペースがないため、いつもバイクに乗ったまま後退していました。その日もいつものように操作していたのですが、リモコンに触れてしまい、ドアが急に降りてきたんです」と彼女は語ります。
ガさんは慌ててリモコンを操作しましたが、視界が遮られたため間違ったボタンを押してしまい、ドアはさらに下がってきました。その間、彼女の首はドアの重みで圧迫され、身動きが取れなくなりました。「もうダメかもしれない」という思いが頭をよぎり、家族への思いが募る中、彼女は正しいボタンを押すことができ、ドアが再び上昇。さらに、ドアがバイクの後部に当たった隙を利用して、なんとか脱出しました。
事故後、彼女の首には痣が残り、呼吸のしづらさが続いているため医師の診察を受けています。この出来事を振り返り、ガさんは「自動ドアの仕組みを理解していなかったことが今回の事故につながった」と反省しつつ、以下の教訓を得たと言います。
- ドアを途中で止めず、完全に開けること。
- リモコンを適切な場所に保管し、不意に操作されないようにすること。
- 操作時には周囲の安全をしっかり確認すること。
この事故は、自動ドアの利便性と同時に、その安全な使用がいかに重要であるかを私たちに教えてくれます。ガさんは「もう二度と同じミスを繰り返さない」と決意を語りました。
※引用元：Znews （2025年1月17日）
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