ベラルーシとベトナム間で新たなビザ免除協定が締結され、2025年1月末から施行されます。これにより、両国の市民が簡便な渡航を楽しむことができるようになりました。欧州初の取り組みとして注目されるこの合意は、観光促進と両国関係の発展に寄与することが期待されています。
2023年12月8日、ハノイで開催された署名式において、ベトナムのレ・ティ・トゥ・ハン外務副大臣とベラルーシのエフゲニー・シェスタコフ外務副大臣が新しいビザ免除協定に署名しました。この協定は、ベトナムとベラルーシ両国の普通旅券保持者がビザなしで相互訪問できる内容となっています。
具体的には、両国の市民は30日以内の滞在であればビザが不要となり、年間で合計90日まで滞在することが可能です。この制度は2025年1月30日から正式に施行される予定です。
今回の合意により、ベトナムが欧州の国からビザ免除を受けるのは初めての事例となります。一方、ベトナム側は2015年8月にベラルーシ市民に対して単独でビザ免除措置を実施しており、両国間の緊密な関係が着実に進展してきました。また、1993年には外交旅券および公用旅券保持者向けのビザ免除協定も締結されています。
ベトナム外務省の声明によれば、「この合意は、両国の友好関係をさらに強化する重要なステップです。また、観光分野においても、ベトナム政府が国際観光需要を刺激するための取り組みの一環として評価されます」としています。
この合意により、ベトナムのビザ免除対象または簡易取得可能な目的地数は52に拡大しました(ヘンリーパスポートインデックス調べ)。2019年には12,000人のベラルーシからの訪問者がベトナムを訪れたという統計もあり、今後さらなる増加が見込まれます。
※引用元:Znews(2025年1月23日)
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