ベトナムのタイニン省の国境警備隊は、同省警察と協力し、人身売買を行っていた二人の若い女性を逮捕した。ファム・ティ・キム・アイン（21歳、ドンナイ省ロンカイン市出身）とドイ・ティ・イェン・リン（ビンズオン省出身）は、カンボジアで違法な労働をしているベトナム人を確認し、人身売買の被害者として2人を救出した。
警察は、7月9日にカンボジア当局から引き渡されたベトナム人の中に、人身売買の被害者とみられるケースを発見。さらに、ファム・ティ・キム・アインがこの犯罪組織の「要」となっていることを突き止め、彼女を逮捕した。キム・アインは、カンボジアのカジノで働くためにベトナム人を募集し、彼らを現地のギャンブル会社に売っていたという。
また、ドイ・ティ・イェン・リンもカンボジアで女性たちを騙し、ギャンブル会社に売り渡していた疑いで逮捕された。彼女らは、若い女性を騙してカンボジアに連れ出し、現地で強制労働をさせていたことが確認された。最終的に、タイニン省の国境警備隊は、カンボジアの武装部隊と連携して、一人の女性被害者を救出した。