昨日夕方、南部全域と西部高原で広範囲にわたる大雨が発生した。多くの地域で100mmを超える降雨量が観測され、特にホーチミン市が最大となった。
気象水文国家予報センターによると、9月1日の12時から20時までの降雨量で最も多かったのは、ホーチミン市トゥードゥック市で144.8mm。次いで、ビンズオン省のドンホアで144.4mm、ティエンザン省のタン・トゥアン・ビンで135.6mm、ドンタップ省のディンバで125.6mm、ロンアン省のハウギアで122.4mm、バリア＝ブンタウ省のホアヒエップで109.4mm、ロンアン省のミーアンで107.8mm、カマウ省のタム・ザン・タイで105.2mm。その他、ラムドン省ダラットで87mm、ダクノン省のダクシンで85mmの降雨が記録された。
気象当局は、今後数日間、西部高原と南部地域では中程度から大雨、さらには局地的に非常に大きな雨が降る可能性があると警告している。一般的に40～80mm、局地的には120mmを超える降雨が予想されており、主に午後から夜にかけて降る見込みである。この大雨により、低地や低湿地帯では浸水の恐れがあり、小河川や小川では鉄砲水、斜面では土砂崩れの危険があるとされる。大雨、突風、雷による災害リスクは1級である。
大雨の原因
今回の大雨の原因は、南部を横断する熱帯収束帯が次第に強まっているためである。南西モンスーンもこの地域の天候に中程度から強い影響を与えている。また、北部を通過する亜熱帯高気圧も弱く、北へと移動する傾向がある。