メコンデルタ地方のティエンザン省で収穫されたドリアン。
ベトナムは7月に2億8,000万米ドル相当のドリアンを輸出しました。これは前年同月比82％増で、7月としては過去最高の記録です。
中部高原の商人、ホアン・ソン氏によると、今年は中国からの需要が特に強く、中秋節（9月開催）を控えて、ドリアンの価格が上昇しています。
今年最初の7カ月間で、ドリアンの輸出額は16億米ドルに達し、前年比で50％増加しました。このうち92％が中国向けです。
ベトナム果物野菜協会のダン・フク・グエン事務局長は、今年はドリアン業界にとって有利な年であり、価格の上昇により農家が大きな利益を得ていると述べました。
グエン氏によると、ベトナムは8月19日に署名した協定に基づき、丸ごとの冷凍ドリアン、ペースト、および果肉を中国に輸出することも許可されています。これにより、季節に左右される収穫への依存が減少し、形が悪くても質の良い果実を利用できるようになるとしています。
農業農村開発省は、今年のドリアン輸出額が30億から35億米ドルに達し、そのうち冷凍ドリアンが4億から5億米ドルを占めると予測しています。
ベトナムには15万4,000ヘクタールのドリアン農園があり、年間約120万トンを生産しています。昨年は約50万トンの新鮮なドリアンを輸出し、輸出額は23億米ドルに達しました。その90％が中国向けでした。